とうとう、タイガー&ドラゴンが終わってしまいましたね。
今回の噺は子は鎹です。
腕の良い大工の熊という男がおりました。この男、腕は良いが酒と女にだらしない。
ある日吉原で4日間も遊んで帰ってきた挙句、女と遊んできたことを自慢げに話す熊。女房はそんな熊にとうとう愛想を尽かし、とうとう出て行ってしまいます。
その後、女を家に引き入れて暮らし始めるも、長く続くはずもなく、その女も出て行ってしまう。自分のおろかさに気づいた男は、その後心を入れ替えて、仕事一筋でやり直す決心をします。
もともと腕の良かった大工ですから、お得意様もみるみる増え、仕事は順調、左団扇になります。
とは言うものの、考えることは亀(子供)のことばかり。子供に会いたくて仕方がありません。ある日番頭さんが、茶室に使っている木を見て欲しいと、熊に相談にきたので、熊と番頭さんとで、茶室を見に行くことになりました。
茶室へ向かう途中、偶然にも亀を見かけてしまいます。
番頭さんは気を利かせて、仕事は後でよいからと、子供と話をする時間をくれます。久々に出会う親子、涙の再会です。
熊は亀と母さんのことを事細かに聞きます。
話を聞いてみると、なんとお母さんはまだ一人身で亀を育てているとの話……。
うれしくなった熊は母さんには内緒だよと、亀に50銭の小遣いをあげて、翌日鰻を食べさせる約束をして分かれます。家に帰った亀ですが、すぐに50銭を見つけられてしまいます。
母さんはどこで盗んだ!としかりますが、熊との約束を守ろうと亀は必死にウソをつきます。
しかしそこはしっかり者の母さんです。だまされるわけがありません。
そんなにウソをつくなら、このカナヅチで叩いてやるからね!と脅します。
そんなことを、されてはたまらないので、亀はとうとう熊のことを話してしまいます。翌日。
母さんも母親ですから、とびっきりの着物を熊に着せてやり、熊を鰻屋へ送り出しました。
ところが、自分もいてもたってもいられない。気がつくと、母親も鰻屋へ来てしまいました。
そんなところを亀に見つかり、めでたく夫婦の再会と相成ります。熊は心も入れ替え、まじめに働いているからよりを戻してくれないか?と持ちかけます。
そんな熊を見た母親もうれしくなり、承諾して、めでたしめでたしとなります。亀のおかげで、お父さんとお母さんの縁が戻り、子は鎹とはこのことだなぁ……という二人に。
僕が鎹ってこと?なるほど……
だから母ちゃんがカナヅチでどつこうとしたんや!
子は鎹をかなり要約しております
と、あらすじだけ書いても長い話なんですが、「子別れ」という演目を上中下に分け、中下を通しで演じる場合に「子は鎹」というそうです。
鎹というのは、木と木をつなぎ合わせるときに使う、コの字型の釘のことです。
今回は虎児が逮捕されてから3年後ということで、周りがずいぶん変わっちゃったところから始まりました。みんな虎児を忘れようとして生活をしていて、それでも忘れられないという雰囲気の中、やっぱり虎児が必要なんだっていうことに気がつき、みんなの絆が元に戻っていく感じがとっても良く描かれていたなぁと思います。
もう泣ける場面満載で……。
涙もろい私は、泣いてるんだか笑ってるんだか、わけが分からない状態で見てました。
特にどん兵衛と元組長が、本当は虎児を迎えに行ってやりたいといいながら、喧嘩をするシーンなどは涙ぼろぼろでした。
なんといっても、西田敏行の演技が光ります。人を泣かせるのがうまいというか、人情話にはこの人を出しておけば間違いなしです。
話の内容が内容なだけに、続編を作るのには無理がありそうですが、今後この題材をどうやっていくのでしょうね。このままで終わらせたくない気持ち半分、いいところで打ち止めもいいんじゃないの?って気持ち半分。
次のクドカン作品に期待しちゃいますね。
なにやらDVD-BOXの発売も決まったようです。欲しいなぁ……。
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