2005年01月15日

M1に見る巧の世界

先日のマジックのエントリのコメントで、KOuさんが「お笑いブームが来ると、必ずマジックブームもくっついてくる」と仰っていました。

確かに、今まさにお笑いブームまっただ中という感じで、お笑い番組だらけですね。

確かにマジックとお笑いというのは、とても似通った部分が多いですね。人を楽しませること、驚かせること、感心させることなどなど。

漫才ってその一つ一つがとても簡単そうに見えて、実は裏ではとんでもない努力をしていて、緻密な計算の元でシナリオ(ネタ)を書いているわけです。
そして、それを舞台で、さも今思いついたかのようなしゃべり口調で、百分台の絶妙なタイミングを駆使しつつ演じる訳ですよ、すんごい技術だと思います。

去年の暮れ、M1という漫才の一等賞を決めるイベントがありました。

どのコンビも素晴らしかったんですが、中でも「南海キャンディーズ」というコンビは、見た後、息子と二人でスタンディングオベーションでしたよ。

南海キャンディーズまずは風貌が異常なほど怪しいです。

まずは突っ込み役の山ちゃんこと山里亮太さんですが、雨子が誰かに似てるよねぇ……と一言。。。
そうそう、イジリー岡田ですね(^。^) 風貌はそっくりですが、出てくるボキャブラリーは雲泥の差がありますよ。

そしてボケ役はしずちゃんこと山崎静代さん。低い声で面倒くさそうにボケます。

東京では殆ど名前を知られていなかったコンビで、私もはじめて見ました。

でかくて太い声で、面倒くさそうにしゃべるしずちゃんと、甲高くて早くて、淡々としゃべる山ちゃんという、今までにない夫婦漫才のパターンです。総称して夫婦漫才というと、女性が騒いで男性が勢いで突っ込むとか、そういうのが多かった印象があるけど、このコンビはそういうんじゃない、なにか山ちゃんの愛情を感じる突っ込みが印象に残りました。

とにかく山ちゃんの突っ込みが素晴らしい。ボケ具合も凄い物があるけども、あのボケにはあれくらいの鋭い突っ込みが無いと、漫才としてはコントラストがはっきりしなくなって駄目なんだろう。
それも単純に突っ込みが鋭い訳じゃなくて、柔らかい中に鋭さがあるんですよ。
ボケをこけ落とすんではなく、優しい中にも、しっかりと突っ込みとしての落としどころを心得ています。

M1登場、初っぱながこんなでした

格好良く登場のポーズを決めた後、会場が静まりかえって、山ちゃんが一言
「その怒りの拳は、日本の政治に向けてくださ〜い!」

ここで、第一の掴みOK、そして

「小さい頃のあだ名はぁ?」
「しゃべる岩」
「……子供って時に残酷よねぇ〜」

これで見る人を、ほぼ二人の世界に引っ張り込んでいます。
この初っぱなの突っ込みなんかは、言葉選びが素晴らしいです。この言葉じゃなきゃ笑いようがないだろうと思います。本来なら滑るであろうボケを、ひっくり返す突っ込み、素晴らしすぎます。

ただ残念なのは、あのネタのクオリティを、最終戦にも持って行けなかったことですかね。確かに最終戦のネタもつまらない訳ではなかったけども、アンタッチャブルの勢いがありすぎでした。総合評価をするとアンタッチャブルが優勝は疑いようがありません。
もし、初戦のみで勝敗を付けるルールで、しかもアンタッチャブルが10年目で無ければ、南海キャンディーズが優勝だったと思います。

逆に、笑い飯のつまらなさ加減には閉口しました(T_T)
今回のM1の漫才の中で、もう見たくないなぁと思わせた唯一のコンビですね。
ちょっとM1ファイナルをバカにしすぎじゃないかと……。
もう少し面白いネタを持ってきて欲しかったですねぇ。

あのM1以降、南海キャンディーズをチェックしているんですが、なかなか出てきませんねぇ。
東京に本格的に進出してくるのは、いつなんでしょうか。

とても楽しみです!!


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posted by 若旦那 at 16:14 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | TV・映画・エンターテイメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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