株のお勉強を始めて、改めて知らないことの多さに気づきます。
そんな知らなかったことのひとつに、株価ってのはどういう仕組みで上がり下がりしているのか?って~ことなんです。
人気があれば上がる、人気がなければ下がる
いやいや、その程度の認識なら私でもわかっていました。しかし、なぜ人気があると上がるのか?というところですよ。
そもそも私は、株が欲しいとか売りたい!とか思ったら、その場ですぐに証券会社から買ったり売ったりできるものだと思っていたんですが、そうではないんですね。
株というのは売りたい人と買いたい人がいて、お互いに売買したい価格が一致したときに、初めて売買が成立(約定)するんですね。
で、株価というのは最後に約定した取引での価格なんですね。
例えば、A社の株を100円で私が買ったとして、当然私はその価格以上で売りたいわけです。
そこで110円でも買いますよぉという人が現れれば、じゃあ110円なら売っても良いかな?ってことで、取引成立めでたく約定ってことになり、A社の株価は110円となるわけですよ。
でもA社の売り上げが減っていたりすると、その会社に投資していた私は、失望して売りたくなりますよね。だれか100円で買いませんか?と声をかけますが、会社の業績が悪いなら90円じゃないと買いませんよぉ~みたいに強気に出られてしまうわけです。手放したいので、私は仕方なしに90円でも売るとします。そうすると、株価は90円となります。
こうやって、株価というのは約定するごとに、その株価を上げたり下げたりするんですね。
私は株の人気があれば株価があがり、人気がなければ下がると思っていたんですが、実際にはちょっと違います。
人気があろうがなかろうが、株を売る人と買う人は1:1で約定するわけですから、人気ではなくて、売る側と買う側のどちらが強気に出られる状況なのか?が問題なんですよね。
いくらじゃないと買わないよ、いくらじゃないと売らないよとか……
いくらでも良いから買わせて、いくらでも良いから売ってくれ~とか……。
そういう感情や思惑が株価を左右しているんです。
なので、今回のライブドアのように会社の存続を脅かすような不祥事があったりすると、そんな株は誰も買いたくないですから、売りたい人ばかりが続出するわけです。しかし株価は約定ごとに下げますから、何回か取引があった時点で一日の変動限度を超えてしまい、ストップ安、取引停止となってしまうわけです。
株価ってのはそんな不意の事故事件で暴落します。暴落する前に売ればよいと思いますが、言うのは簡単でもそれができないのが現実で、事が公になった時点で、株価は暴落取引停止となりますから、売るに売れないという状況が起きます。下手をすると、このままライブドアは上場廃止、もしかしたら、倒産なんてことになれば、持ち株はただの紙切れに変わってしまいます。 なんて怖い世界でしょう……。
ネットで簡単トレードが流行っていますが、そんなIT時代においても、1:1の商いでの思惑が市場を支配しているんだなぁと、関心してしまいました。
で決まっています。相対価値とはファンダメンタルを重視した
投資法で投機的思惑はテクニカルといいます。最近はテクニカル
が重視されているようですが、これはどちらかというと博打的
手法です。やはり決算などの指標で企業間の比較をするファンダ
メンタル-長期型投資が安定している方法です。しかしこの相対価値
も、今後の変化への予想がその企業がある業界通になれば、投機的
思惑から抜け出して相対価値分析が出来るでしょう。
最後の絶対価値はブランド的なもので、相対価値や投機的思惑
よりは長期的な変化をするものですが、ここを分析できた投資家
が少ないのが現状でしょう。
しかし一般のエンジニアはそういう感覚を持つものは極めて少ないが最も重要なポイントである。もともとマクロ金融経済学と原子集団である物質の制御はオーケストラの指揮者のように、似たような沢山の個(エージェント)が形成する集団の号令による制御が可能かどうかを探るところにあって、ようやく金融経済も先輩であるわれわれの感じている困難性のひとつ、いやグローバル化しての流動性と考えるとその巨大性も重なるので困難性のふたつには直面しているようだ。物理学はこういったことを複雑性とよんで統計的手法以外の色々な取り組みをしているようだが、現実で戦っているのは我々だ。しかもその制御対象のエージェント数は経済学などより桁違いに多いのだ。こういった物質を原子の集団として産業を実行するものには、経済学の制御しにくさの過剰流動性という言葉に少なくとも冶金学者は親近感を覚えると思う。しかしそういう賢者が世の中ものすごく少なくなった。