もう見た人も多いかと思うけども、セサミストリートがTV東京で始まっております。
このセサミストリートの誕生には何とも残念な裏話があります。
皆さんお馴染みのセサミストリートは、アメリカで製作され、NHKで英語教育の一環として放送されてきました。
子供番組とはいえ、我々大人が見ても面白く、尚かつそれなりのネイティブな英語を聞ける番組として、親しまれてきました。
そんな30年も続いたセサミストリートが、実は4月で終了してしまっていました。
実は製作元のセサミワークショップから「セサミストリートを日本語にローカライズして放送しろ」との要求があったのです。NHKとしては、英語教育として放送しているわけで、日本語にローカライズしてしまっては、意味がありませんから、なんとか英語のまま放送を続けたいと交渉しましたが、話し合いは決裂。
結果、今年の4月をもって終了となったわけです。
私は学生時代はとても痩せていて、顔も細長く、さらに眉毛も太いという風貌から、“バート君”と呼ばれたこともあります。だからかどうかは分かりませんが、雨子は年々アーニーに似てきている気がしてなりません(^^ゞ
我が家でもセサミが終わってしまったことの落胆は、とても大きなものがありました。
そんななか、TV東京でセサミストリートが復活のニュースを聞きました。
お!やったじゃん! と思ったのもつかの間、いや〜な予感がしました。
なにせ、あんなにローカライズにこだわったワークショップですから、もしかしたら、コテコテにローカライズされたセサミでは??と思ったのです。
そして、10月から始まったNewセサミストリート。
マペットは今まで通り、ストリートの雰囲気も残しつつ、スタジオに散りばめられたオブジェクトも、海外を思わせるものばかりです。 おお、もしかしたら……と、ちょっと期待したりもしましたが、出演者は日本人、話す言葉も当然日本語(T_T) もう、まるっきり英語なんか出てきません。
やっぱりワークショップの思惑通りの日本語版セサミストリートになってました。
正直言って、全然面白くありません。当然エルモの間抜けな歌や、不思議なアメリカ人ゲストもいません。
さらには関西弁をしゃべるキャラまで登場しちゃいます。
保守的な我々大人連中には、受け入れられない番組構成になってしまいました。
ただ、この番組作りはTV東京を含めた数社が集まり、SESAME STREET PARTNERS JAPAN(SSPJ)という新会社を作っていて、かなりな本気を感じるプロモーションをしています。
そして音楽関係が凄い、番組HPをちょっと覗くと、
オープニング「サニーデイズ」:(Raposo/Hart/Stone)訳詩:武田浩
エンディング「A Kiss From The Sun」:作詞・作曲:大貫妙子
番組BGM 作曲・編曲・オープニングテーマ編曲:有澤孝紀 |
番組挿入曲
エルモのうた(仮題) 作曲・編曲:槙原敬之
ビッグバードのうた(仮題) 作曲:矢野顕子 編曲:駒沢裕城
クッキーモンスターのうた(仮題) 作曲・編曲:細野晴臣
ティーナのうた(仮題) 作曲・編曲:CHARA
モジャボのうた(仮題) 作曲・編曲:YOSHII LOVINSON
イングリッシュ on ストリートのテーマ 作曲・編曲:スチャダラパー |
と、そうそうたるメンバーになってます。
このメンバーをみると、こりゃかなり本気だなぁという、気迫だけは伝わってくる感じです。
あと、NHKの時と声がかなり違っちゃってて、これも今までの雰囲気とのギャップがあって、がっかりなのですが、どうやらマペットを操っている人がその場で声を出しているそうです。
これも今までの吹き替えよりも臨場感という点では、よい変更点なのかもしれません。
と、パっと見は「もう、がっかりだよ。もう絶対に見ることはないだろうな……」と思ってしまう内容だったNewセサミですが、そこかしこに、もしかしたら大化けするんじゃ??と思わせる要素が散りばめられています。
この感覚は、あややを初めてCMで見たときと、まさに同じ感覚です。
子供番組を嫌々見ているお父さんお母さん。子供と一緒にNewセサミを見つつ、今後の行方に一喜一憂してみるのも、いいかもしれませんよ(^_^)b
■Reference
□セサミストリート オフィシャルホームページ
□SESAME STREET
□新生セサミストリートの裏事情 - [子育て事情]All About
posted by 若旦那 at 21:03
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